2012年9月16日日曜日

Point One Plus

Point One Plusは動いた。
2本のEF86のうち1本のヒータが切れていたようだ。
しかし、出力レベルがすごく低い。部品の劣化なのか、仕様なのかは調べないとわからない。


http://www.44bx.com/leak/PointOne2.html
As the second stage has to provide an output of only 150mV r.m.s. in order to load the TL/12 amplifier the distortion is extremely small,
はやく気づくべきだった。低い出力電圧に設計されていたのだ。
 それに、ロクタルソケットにはメインアンプから330Vをもらうような感じになっている割には、回路図では185Vほどが使われている。どこからこの電圧がやってくるのかは分からないが、低い電圧を用意しないといけない。
 上記の解説を読むと、各段にNFがかかっている。つまり、EF86はそれなりにひずみが大きいのでNFをかけたように解釈できる。この球はマイクアンプなんかを含めて初段に使われているようだが、すぐに市場から姿を消したのだろうか。
 NFは出力からG1へかけている。時代的には、カソードにかけるのはその後に発明されたのか。


10dBほど増幅すればよいと思い、サミングアンプを入れたが、盛大なノイズが出る。しょうがないのでUTCのA-22を挟んでみると少しは改善されるが、だめ。
 真空管の交換で改善されるかなー。

◆初段 1kHzサイン波。
10倍ちょっと増幅している。ハムが乗っている。


◆2段目
6倍増幅している


トーンコントロールの前に信号を入れた。盛大にハムが乗る??


ケースのふたをしめると、ノイズは減るのかな。
部品の劣化でハムがこんなに乗っているのか、トーンコントロールを動かすと、波形が変化するので、回路自体は正常に見える。プリアンプって、ノイズとの戦いなの? ヒータの直流点灯、B電圧へのリプルフィルタとか、必要なのかなー。でも、これ、売りもんだったし。
1div5秒の掃引。これも変。こんな低い周波数で変調がかかっている。測定方法のミスか。


autoだと50nsぐらいで掃引するので、高周波でも発振しているのかな。

 ケースを戻した。tape入力ではノイズが聞こえるレベルではない。普通のトーンコントロールもきいている。
 つまり、Phone入力の時のNF素子部分で盛大にノイズをひらっていることになる。
 EQアンプの出力をTape入力に入れたときの音で、ピアノが、たたいた音になる。この真空管アンプを入れない時は、鍵盤の上を指が走っているように聞こえる。

 聴いているのは、オスカーピータソンのコールポータソングブックス。

0 件のコメント:

コメントを投稿