2012年9月9日日曜日

シンプルはむずかしい

日本刀のように、見た目はシンプル。でも、作るのにはノウハウがいっぱい。素人では太刀打ちできない。
だから、1石で何とかしようとするのは、経験がモノを言う。
アンプだって、1球で何とかするのは、球を知らなくてはできない芸当。だから私にはできない。もちろん、10年あればできるかもしれないが、一人で考えて実験するのは、私の頭では無理があると思う。

 定電流回路を組んでみた。
 回路は動いている。しかし、定電流回路はそれが目的ではなく、主回路の電流変化をキャンセルすることによって得られる回路の動作をサポートする位置づけにある。
 ほかの回路とつないだ途端、どう動いているのかが分からなくなってしまった。
 想像力の欠如だ。
 動きが目に見えない。
 LTspiceでプローブを当てれば、その場所の電圧や電流はわかる。
 でも、動きが分かるわけではない。
 ではモンテカルロ分析を利用して、パラメータを換えればいいじゃないかと思うが、それは、そのパラメータを変えると挙動が推測するのには有効だと思う。原理が見えていない人間がそれを行うと、何をやっているのかが見えなくなる。
 でも、数打ちゃ当たるというのも、昔から行われてきたことだから。

考えてみたら、何も考えていないことに気がつく。動きを自分で追っていけばいいのだし、確認はシミュレータのプローブでできる。

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