1950年代に電蓄から電気のアンプに移行する時代、周波数的には高域を15kHzまで十分にカバーする時代に入ってきたらしい。High Fidelityの時代と呼んでいる人もいる。
プリアンプの回路図を見つけたが、高圧の電圧が記入されていない。写真を見ていると、どうもロクタルソケットでパワーアンプとつながっている。
つまり、パワーアンプから、高圧とヒーターを供給してもらっているのだ。
それに、FMラジオともつながるようになっている。
今となっては無用の長物のラジオ。しかし、当時を含め、つい最近までは、実用品だったのだろう。
先週も、アメリカ人が新曲を知る方法で、5割がラジオと答えたそうだ。もちろん、10代はYoutubeが6割だったようだが。
この当時のコンデンサはペーパーに金属箔を挟んで(オイルをしみ込ませたオイルコン?)が多かったと思ったが、それだけではなかったようだ。電解コンデンサは劣化して当たり前だが、この時代の容量の少ないフィルムコンデンサも、当然劣化している。
このアンプも、適切なコンデンサ交換済みという出品も見つけたが、ちょっと不安になり、交換していないのを入手。
HUNTSのコンデンサの一つは割れている。電源電圧は350V。電源ラインに入っている電解コンデンサの耐圧は350V。
適切な交換指針のページを見つけた。
このころのコンデンサは、性能的には今のものより悪いと想像できるけど、たぶん、でもほとんど一緒のレベルで、寿命などを含めて、今のコンデンサのほうが良いが、音の世界は、そのスペックが良いというのが好ましい音につながらないといわれている。
とはいえ、HUNTSはその後いろいろな会社に買われ、同じものも、すでに使っていなくても経年変化している。
なので、現在、もしくは近年製造した相当品を探さないといけない。
でも、どうやって。私の耳では1個1個の判断はできない。
それなら、新規に作ってみて、パーツをいろいろ交換するという方法しかない。
またまた1年ほど遊べそう。
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