2015年11月1日日曜日

mojoというUSB DAC

 10月15日発表で,海外では出荷されているようだが,日本では11月14日に発売になるようだ.

 バーブラウン,現在テキサス・インスツルメンツのPCM179Xは何年も前に開発部隊が解散しているので新規なハイエンドDACは出てこない.
 シーラスロジックは,Appleなどに非外販DACを含めて旺盛な開発力がある.
 ESSはいまハイエンドはES9018をだしてトップを走っている.

 別件で話題の旭化成は,もとクリスタルセミコンダクタの開発力と旭化成のデバイスプロセスがうまく融合してハイエンドなDACをつぎつぎとリリースしている.らしい.

 いまのDACの中身は,デルタシグマ変調器で構成されている.マルチビットのほうがSN比を取りやすいので,4とか5ビットらしいといわれているが,本当のことは公表されていない.量子化器の複数のしきい値判別の絶対値が作りこめないので,すごくたくさん作って,期待値が正しい,みたいな確率を求める処理を行っているらしい.
 3次以上は回路自体が不安定なので,回路をいじり倒して,なんとか安定になるように作りこんでいるらしい.らしい話ばかり.

 AKMはデバイスメーカーなので,ICにして外販する.
 内部のアルゴリズムは,FPGAでも作りこめる.もちろん,FPGA自体が高価なのだが,USB DACの価格帯が高めなので,利用してもエンド価格に影響は与えない.

 Chord社がmojoというモデルを出荷している.
 アップサンプリングでとても高い周波数に持っていく.サンプリング周波数がとても高ければ,量子化ノイズ電力は一定なので,周波数を高くすれば,S/N比は高くなる.
 ほとんどHUGOという25万円のモデルと中身は同じようだ.
 デルタシグマ変調とは言っていないので,フィードバックループはない? そうすると,単にマルチビットの量子化器を通しているだけ.まえから,アナログ回路はシンプルなほうが良いといっていた.ディジタルもそうなのか?
 FIRフィルタはフィードフォワード.WTAフィルタは過去の信号との相関のような情報処理を行っているので、一部係数のフィードバックもありかもしれないけど。

FPGA
 ロジック回路が入っている。ゲート換算で数万回路。それに演算ユニットとかSRAMメモリとか。最近はARMプロセッサが入っているモデルもある。
 電源を入れても、何も起こらない。ゲートの接続情報は、ROMから読み込む。したがって、ROMを更新すれば、中身が変えられる。
 開発はHDLという言語で行う。ハードウェアだけど回路図ではない。C言語ポイのでも開発できるようになりつつある。
 2大メーカーがある。mojoに入っているザイリンクスが1番、2番はこの前インテルに買収されたアルテラ。ほぼ同じ規模。3,4がなくて5番目はどこだっけ。

 DACはΔΣ変調回路が入っている。マルチビットのコンパレータはたぶんアナログ。なので、そのままではFPGAには実装できない。
 通常DACの内部ではアップサンプリングが行われている。たいてい64倍?
 これを1024倍にすれば、それ以上にすれば、デジタルだけでも構成が可能。たぶん。


電源
電源専用にUSBミニジャックが用意されている。電流容量が分からない。ミニは電流容量の規定はない。常識的にはマイクロのように2A以下だとおもわれるが、実際はどのくらいなのだろうか。
電圧は5Vだけど、内部はいくつなのだろうか。FPGAは1.xV。でもアナログ回路は、5Vかそれ以上。ということは、DC-DCコンバータが複数入っているのだろう。
つまり、入力電圧5V±xVに、そうとうの余裕がある?
では、バッテリに4.8Vでよいか。エネループ4本。充電満了直後だと5Vを超えるかもしれない。

まずは、電流を測るところから。



電源 その2
 普通にはスイッチング電源を使う。今の選択肢は、AC100VからのACアダプタを使う。一番安いのが100円ショップの200円。でも、負荷の変動には弱いので、却下したいが、使えるかもしれない。
普通に秋月で売っているの。
それに、コモンモード・フィルタと普通にLCフィルタを実装。

電源 その3
 次に12Vのバッテリをもとに使う。ブリーダ抵抗で5割流し、5Vまで落とす。

電源 その4
 12Vのバッテリの後に、シリーズレギュレータを入れる。1Aなら、ICですすませられるし。


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11月17日 アマゾンでは,出荷される素振りが見えない.どうしたのだろうか.到着予定日は18日なのだが.
11月20日 お届け予定日: 2015年12月2日水曜日 - 2015年12月30日水曜日

12月3日 12月30日までにお届け予定 だそうだ。

12月11日 12月11日から12月12日の間に到着予定
12月12日 出荷準備中
届いた。


UR12のヘッドホン出力とはぜんぜんしっかりした音が出ている。ヘッドホンはK-601。

MacBook Pro 13-inchi 2013 late retina。 OS X EI Capitan
Audirvana Plus

USB-DACは3種類。
  • YAMAHA Steinberg UR12
  • TEAC UD-501-B RCA出力
  • Chord Electronics Mojo
アンプはサンオーディオ300Bシングル SV-300BE。今ささっているのはPSVANE。
スピーカはNorelco AD5277+Klipsch K-77

 3種類のDACを切り替えて聞いているけど、音源はHD-tracksのハイレゾ。差が思ったほどない。

 Arduinoにつなぐ。micro-microのケーブルを注文した。
 MP3もしっかり聞かせてくれる。要は、フォーマットではない。プロデューサが、ミキサーがどれだけまじめに音を作っているかだけ。



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