5月30日、コンピューテックス台北でインテルは、Core i9を発表した。最大18コアと、XEONの製品カテゴリを普通のユーザ用に持ち込んだ。もともとX99というゲーマー用がそうであったように、LGA2066とソケットが異なるし、チップセットはX299が使われる。
これは、AMDがRyzen Threadripperという16コアのモデルを夏に出荷するというアナウンスがあったのに対応したもの。
10コアのCore i9が10万円するので、おいそれと購入できないし、コアが増えると最大クロックが下がるので、仕事の内容に合ったコア数を選ぶことになる。選べるようになったことが素晴らしいことかもしれない。
今、リーズナブルな費用で、8コアとか12コアを実現する方法がある。
HPでいえば、G6=ジェネレーション6と呼ばれるサーバが市場にただみたいな価格で放出中だ。XEON5500/5600というそこそこ速くて、4コアもしくは6コアのモデルが多い。2チップ構成だと8もしくは12コア、HTだとなんと24コアだ。
一つ問題がある。うるさい! ファンが尋常ではない騒音を発するので、デスクトップで使えない。というか、机に置けない。1Uとか2Uのラックタイプは、奥行きがあり過ぎる。
●解決する方法
2GHz台のXEON5500/5600自体は千円から数千円で購入できる。一番高速でも3万円ぐらい。
4コア×2の2GHzのサーバだと15000円ぐらい。メモリ容量はいろいろ。6コア×2の2GHzだと15000円ぐらい。
どうせ本体は使わないのであれば、Bladeサーバも選択肢に入る。
時々、128GBとか64GBのメモリを積んだサーバもある。メモリはDDR3でアンバッファード、レジスタード、ECC。1枚4GBが多い。
下手すると、1万円でこういうサーバは落札できる。
これに、立型タイプのサーバに入るマザーボードATX(より少し大きい)も落札する。できたら2CPU構成。うまくいくと1万円で落札できる。メモリが入っていればラッキー。
一番の問題はクーラー。XEON用はうるさい。マザーボードのBIOSで最小風力のファン回転というのを選ぶと、我慢できる騒音に下がる。ここで、XEON5500/5600用クーラーの取り付けねじ穴にあった、Core用のクーラーがあればいいのだけど、そういうのは新品でも5千円はする。汎用の取り付け冶具が付いている。
そこで、インテル純正のLGA1150など用を加工する。ねじ穴を外に向かって広げる。金ノコで作業。大きめのワッシャで留める。デフォルトの回転数が低いので、XEON用より7度ほど高温になるが静か。室温28℃で、CPUは44℃。高温になると回転が上がるのでうるさくなる。
デュアルCPUだと12Vの補助電源が2か所入れないといけないが、通常の電源では1本しかない。もう1本はなくても動くみたい。ビデオ・カード用は極性が逆なので、付け直せばOK。
デュアルCPUだったら12本ぐらいのDIMMスロットがある。4GB全部入れれば48GBになる。8コアや12コアであれば、仮想OSを入れても十分動く。
BIOSが古いと、2CPUを認識しないことがある。フリーのDOSブートのUSBメモリを用意し、最新BIOSとユーティリティを入れてアップデートする。
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