2013年11月17日日曜日

ドライブを変更 BTLに

 オペアンプ1段から、インターステージのトランスをBTL駆動にした。
 なにがかわったのかは、音を聞くだけでは判断できない。こういうときは、切り替えて比較をしないとね。

 入力トランスはルンダールのLL1539。7-11をグラウンドに落とし、8,12を+入力につなぐ。オペアンプの出力はそれぞれA-18のPとBへ、2-3はショートするだけ。

 あれ、iTunesできのう購入したハイレゾAIFF形式Somethin' Elseを普通に再生できる。



 特性はうそをつかない。入力は100mVを入れたときの特性。縦軸はダミーの両端電圧。
入力トランスを入れたBTLタイプ(青色)は低域が出ていない。
 高域も面白い特性だ。
  入力トランスの1次側は、片巻きしか使っていない。のこりひと巻きを直列に使ったとき、並列に使ったときで、特性は違うかもしれない。
  15kHz付近の落ち込みはどのトランスの影響なのだろうか。 そのまた高域の持ちあがりは、出力トランスの影響だろうか。 どちらも、CRで補正をする方向で。

 LTspiceでシミュレーションしてみた。プレートの抵抗が大きく影響する。5kオームでよいのだろうか。2.7k+150pFで20kHzからダラ下がりにできる。

 BTLの場合、ひずみは1.5-2%。シングルの場合のひずみ1.8-4%。だいぶ傾向が違う。
ドライブ段、トランスを含めてどのくらいのひずみなんだろうか。個別にはかってみよう。
 シングルのとき、サイン波の立ち上がり時にクロスオーバひずみが、アイドリングを100mA流しても残る。

 今日何のきしなしに、発振器を方形波にすると、アンプの入力で既にリンギングがすごい。この真空管アンプの位相余裕度とかいう問題ではなかったのだ。

 しかし、このままではNFがかけられない。
 1:1の入力トランスの後ろにオペアンプシングルで増幅した後、アンバランス-バランスICでインターステージトランスをドライブする。なんだか泥縄ぽい。

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