オペアンプ1段から、インターステージのトランスをBTL駆動にした。
なにがかわったのかは、音を聞くだけでは判断できない。こういうときは、切り替えて比較をしないとね。
入力トランスはルンダールのLL1539。7-11をグラウンドに落とし、8,12を+入力につなぐ。オペアンプの出力はそれぞれA-18のPとBへ、2-3はショートするだけ。
あれ、iTunesできのう購入したハイレゾAIFF形式のSomethin' Elseを普通に再生できる。
特性はうそをつかない。入力は100mVを入れたときの特性。縦軸はダミーの両端電圧。
入力トランスを入れたBTLタイプ(青色)は低域が出ていない。
高域も面白い特性だ。
入力トランスの1次側は、片巻きしか使っていない。のこりひと巻きを直列に使ったとき、並列に使ったときで、特性は違うかもしれない。
15kHz付近の落ち込みはどのトランスの影響なのだろうか。
そのまた高域の持ちあがりは、出力トランスの影響だろうか。
どちらも、CRで補正をする方向で。
LTspiceでシミュレーションしてみた。プレートの抵抗が大きく影響する。5kオームでよいのだろうか。2.7k+150pFで20kHzからダラ下がりにできる。
BTLの場合、ひずみは1.5-2%。シングルの場合のひずみ1.8-4%。だいぶ傾向が違う。
ドライブ段、トランスを含めてどのくらいのひずみなんだろうか。個別にはかってみよう。
シングルのとき、サイン波の立ち上がり時にクロスオーバひずみが、アイドリングを100mA流しても残る。
今日何のきしなしに、発振器を方形波にすると、アンプの入力で既にリンギングがすごい。この真空管アンプの位相余裕度とかいう問題ではなかったのだ。
しかし、このままではNFがかけられない。
1:1の入力トランスの後ろにオペアンプシングルで増幅した後、アンバランス-バランスICでインターステージトランスをドライブする。なんだか泥縄ぽい。
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