2013年10月26日土曜日

8417パワーアンプ実験回路 パワー段

 電源を接続しパワーアンプ部を駆動した。動いてはいるが、なんだか発振している。3種類ぐらいの領域で。バイアスは、-13Vでプレート電流は30mA、-11Vで60mA。
 A級動作しかしていないように見える。B級にはならない?
 B+は262V
 ヒータは5.4V
入力トランスの2次側に並列に39kを入れると、間欠的な発振が一つだけに収まっている。
対策に、グリッドに直列に入っている150オームの抵抗を1kぐらいにする。
グリッドの電解コンデンサにぱらにフィルムを入れる。



  対策をした。いろいろ。どれが利いたのかがはっきりしない。
 複数の発振はなくなった。
 方形はの立ち上がり時のリンギングはそれなりに収まった。

 グリッドの入力抵抗を150オームから1.5kに変更。特にきいていないようだ。
 入力トランスの結線を、片側のみ、片側解放から、直列に変更。少し利いたようだ。
 グリッド抵抗の電源側からトランスの片側へ電解コンデンサをつけ直すと、見事に発振した。
 プレートとスクリーンを直結していたのを200オームで分離。効果はない模様。
 カソードに入っている1Ωに25μFを抱かせる。効果はない模様。
 出力トランスの1次と2次を出るだけ離す。効果はない模様。
 出力トランスの0オームをグラウンドに落とす。前にやった時は効果がなかったようだったが、今回は効果があった。ぴくぴくっという変動が無くなった。
 方形波のリンギングがひどい。
 はずしていた入力トランスの2次側の39kをつけ直す。振動していたリンギングは無くなる。サイン波は安定する。方形波の立ち上がりのオーバーシュートは鋭い。
 つまり、位相余裕度が無く、発振気味であると。
 この39kを変更すると、ある程度の対策ができそうだ。

 トランスを2個使うのは大変なのだ? いや、8417がゲインがありすぎるのが発振の原因か?
 動いている回路にはたくさんノウハウがあるんだと、あらためて感心する。

WGでノイズを入れてWSで測る。このフラットさはおかしい。20kHzでスパンと切れているのもおかしい。測定系の設定にミスがありそうだ。


 発振器を手動で回してみると、50kHz付近にピークがある。

 バイアスを9Vにすると約100mA流れる。1Wぐらい出ている感じ。


 ハムが出るので、スクリーングリッドにフィルタを入れてみたが減らない。
 結局、入力の片方をアースに落として無くなった。

 PC(iTunes)-UD501(USB)-W290V(0dB)-8417PP-RCA515S2(with 4560box)

ご機嫌に鳴っている。8417-PPは100W級のアンプであるはずだけど、いまだ1W程度。これからデータをとっていこう。

 プレート損失は35W、つまり220Vで約160mA流してもよい?
130mAほど流して、入力を8V入れると約20Wでる。
 とかやっているとC電源のケーブルが外れて、300mAも流れている!

 プッシュプルなのにA級動作しているのは変?
 どこかに理解してない点、勘違いしているところがあるに違いない。


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