2018年11月15日木曜日

SCPI言語を話す測定器をPythonでコントロールしたい

HPがHP-IBを作って、測定器を自動制御する規格を広めました。ヤフオクで購入できるディジタル・マルチメータ、オシロスコープ、スペアナ、電源など、ほとんどがGPIBを備えています。
 GPIBのケーブルだけでも高価です。
 PCのGPIBボードも高価です。
 Agilent 82357BはGPIBをUSBに変換してくれます。1万円ちょっとで購入できます。

visa
 GPIBは物理層です。USBやLAN(TCP/IP)、RS-232Cも物理層です。VXIとかいうバスも物理層です。
 これらをまとめて扱えるのがvisaです。話す言語はSCPIです。GPIBの基本的なコマンド以外に、機器独自なコマンドが用意されています。

Python
 世の中で一番学びたい言語がPythonなんだそうです。たぶん、IT系の人たちでしょう。
 Pythonにはvisaのライブラリがあるので、importするだけで通信ができます。もちろん条件はあります。
 RS-232Cは、WindowsならCOMドライバが必要です。UNIX系なら/dev/ttyUSB0とかができていると通信できるかもしれません。接続自体はUSBの口ですが。
 USBは測定器がUSBTMCの規格をサポートしていると、そしてGPIBのドライバが入っていると通信できます。GPIBのドライバは、KeysightとNIが用意しています。どちらも無償で利用できます。
 LANは条件はないようです。が、Windowsではつながりますが、ラズパイだと見つけられないとか、がおこりますが。
 LANはソケットでつなぐこともできます。

連載、まだ途中です。


(1) DMM 34461A-① LAN ソケット通信
(2) DMM 34461A-② USB usbtmc
(3) 電源 E3631    USB(GPIB) visa
(4) DMM 34461A-③ USB/LAN visa

(5) DMM VOAC7602 USB-シリアル変換 visa

(6) DMM 2000 ① RS-232C
(7) 温度計おんどとり ソケット
(番外編 ) 小型PCのセットアップ
(8) DMM 2000 ② visa(GPIB)

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